各企業のIRを比較をしてみます

IRとはInvestorRelationsの略語です。この言葉が表す意味は、企業が株主や投資家に対し、財務状況など投資の判断に必要な情報を提供していく活動全般を指します。また、日本ではそれに伴う広報活動なども含む場合があります。今では、この言葉は、日本でも広く認知されており、多くのビジネスマンにとって仕事を行う上で耳にする言葉です。しかし、ただこの言葉を知っているだけでは意味がなく、企業を分析するために資料ごとに記載されている情報を咀嚼し、それぞれの企業ごとに比較する必要があります。企業の経営情報は、上場企業の場合、投資家に対しての情報開示の目的で誰でも閲覧可能であり、その企業のHPを見ることで、確実にその企業の年度ごとや四半期ごとの情報を見ることが出来ます。そこで、企業のIRを確認する上で、最低限抑えるべきポイントを紹介します。

売上高と営業利益、経常利益の推移

企業の一番の目的は、売上をより大きくすることは当たり前なので、売上は最優先に確認しなければなりません。直近の売上はどのように変化しているのかを、比較したい企業ごとに見比べることで、それぞれの企業の経営状況を一目瞭然になります。この比較を行う時に注意しておくべきことは、一つの観点だけで数字を追わないことです。企業ごとにベースとなる売上があり、達成したいと考える売上高も異なります。ただ、売上の金額の規模を比較することはせずに、企業が持つ資源などを基にした目標も把握しなければなりません。そして、別の観点という意味で、営業利益や経常利益なども企業の経営状態を見極めるために重要な指標になり得ます。企業の比較を行うためには、それぞれの数字ごとの関わりや意味を重要視してください。

企業ごとの分析や見通しを見極める

IRでは、上記に示されるような経営情報を表す数字を基にして、企業が分析を行い、企業なりの考察や展望を行っています。企業ごとに好調な経営を行うことが出来ているのか、それともあまり好調とは言えないのかを読むことが出来ます。そして、過去の経営を踏まえた上で、今後どのような経営を行っていくのかまで知ることが出来ます。しかし、あくまでその企業が出している分析や考察であるため、すべてを鵜呑みにしてはいけません。一つの企業の分析だけで、経営を判断することはせずに、企業ごとの分析を読み比べ、市場全体でどのようなことが起きているのかまで把握しなければなりません。そして、開示されちる情報を把握した上で、企業に対して自分なりの向き合い方を行うことで企業の本当の姿を知ることが出来るはずです。